楽器の練習

日頃から楽器類は練習しないと、腕が鈍ると云われている。プロ の ギタリスト は 365日、風呂、食事以外は ギター を

手にしているのが当たり前だそうだ。旅行に行く時も必ずギターは持っていくそうだが、私は、ちょっと練習しただけで

指先が痛くなり嫌になる。だからなるべく練習などしたくないし、ほんのちょっと練習しただけで最大限の効果を

発揮しそうな エフェクター が出来ないか、と常日頃から考えている。せめて自分の良いと思う音色のギター音で

少しだけ練習、などと本末転倒な事を言っているが アマチュア や セミプロの演奏 をたまに聴くと、リズムが悪い、

ノリの悪い ( 気分的なモノではなく ) バンド が多い。ドラマー は、どんな リズム でも叩ければ プロ になれるそうだが、

ドラムロール や ギターソロ の練習よりも全体の リズム の練習に重点を置くほうが、演奏が締まって良いそうだ。

練習嫌いの私でもそう思う。音楽には、ブルーノートスケール、コード進行などの決まりごとがあるそうだが、ロック には

このコード、ブルース はこのスケール、ジャズ はあれ、と決まっている。クラシック は決まりごとの塊だそうで演奏を

覚えるだけでも大変そう。決まりきった事を なぞるのは面白くないし楽しくないが、クラシックの奏法は素人の私でも

凄いと思う。 どんな ジャンル の曲を練習しようが、流行りの曲調を真似しようが個人の自由なので構わないが、

ある テレビ局 の、バンドを作る バラエティー番組 を眺めていたら、

「これからは、ジャングル という ダンスミュージック が流行る!ちょっと曲 作ってきたんだが、聴いてくれるか?

じゃぁ今から やります」 「ウッ、ホウ、ウホウホ、ウッ、ホゥホ〜、象が出てきて パオ〜ン、パォ〜ン」

「駄目か?じゃぁ、ラップバージョン も有るんだが、聴いてくれ」

「ゾウ、ゾ、ゾウ、ゾ、パ、パ、パ、パオ〜ン、パ、パ、パォ〜ン、パオ〜ゾッ」 という下らない ギャグ に、私は

大爆笑してしまいました。流行りの曲を茶化したような、猿真似曲を皮肉ったような ブラックユーモア に、

お笑い芸人さん の センス が光る。 「なんで 象 なの?」 「ジャングル だから」 (えっ?)

だからといって 現代音楽、前衛音楽 を やりたいとは思わない。

現代音楽 インチキ 前衛考

今までの 音楽の概念 を 無視、または越えた音楽が、現代音楽、前衛音楽、実験音楽 だそうな。

または、前衛ポップアート

「ガラスの割れる音」 という曲があって、ただ単にガラスが 「ガシャーン」 と割れている音が入っているだけだったり、

ドラムの音が一定の リズム でトン、トン、と延々繰り返されていたりと様々。すごいとは思わないし聴いていると眠くなる。

その前にこれって、音楽なの? と、ほんのちょっとだけ考えてみる。現代音楽 を聴いている方に云わせると

凄いのだという。これが判らなければ駄目で、大衆音楽 など聴いていられないそうだ。現代音楽 が好きなのは

個人の趣味なので変だとも思わないが、「俺にしか判らない高貴な音楽」 と考えているようにも観える。または、

評論家が良いと言っているから良いと思い込んでいるのか、単に物好きなのか、あらゆる音楽を聴きすぎて、飽きて

前衛音楽 を聴いているのかは判らないが、個人の趣味を押し付けるのは、どうでしょう。

ネット で調べてみると、「現代音楽は音を楽しまない」 とある。音楽は音を楽しむから音楽で、楽しまない、楽しめないと

すると 「苦音」 か? 第二次世界大戦時に、民衆を高揚、扇動する為に音楽が使われた。( プロパガンダ )

時に音楽は非常に危険なもの (有名なのは ワリュキューレの騎行) となるために、気分が落ち込んだり滅入るような

曲を作った、とある。その記述を読んで納得。ならば現代音楽の要素を逆に取り込んで、一風変わった曲が

出来ないかと妄想。

プログレッシブ ロック ( 前衛的、実験的なロック ) という ジャンル の音楽があるが、プログレ はやたら曲が長く

情緒的で、決まりきった曲構成を ハイテクニックな演奏 が支えているといった感じだが、それを 前衛的 というのか?

ビートルズ や初期の パンクロック のほうが よっぽど実験的で、よく聴いてみると斬新な アイデア や今まで誰もやって

いないような事を、聴きやすい曲に纏めあげているように思う。 ( パンク も?)

バンド 構成 なりゆかん