プログレッシブ ロック 古今東西 の 西のみ
21世紀の精神異常者 ( 放送禁止用語?) や エピタフ で有名なイギリスのバンド。 30年以上前の曲が、今聴いても
古臭く感じないのは驚異的。ナチスの親衛隊長 を連想させる風貌のギタリスト、ロバートフリップ率いるテクニカルバンド。
ジャズ、クラシック、前衛音楽の要素を取り込んだ曲想ながら、聴きやすく独特の雰囲気で、変拍子を変拍子と
感じさせない曲調。情緒的な曲もあるが、クリムゾン の真骨頂は ギター を掻き鳴らした時の衝撃音だという。
即興演奏をする バンド は散漫な演奏が多いが、クリムゾン は タイトな仕上がり。金切り音を上げる ブラス、
ハチャメチャ に弾いているように聴こえる ピアノ 、音程を無視したかのような メロトロン の響き、独創的な ドラム と
パーカッション 。
21世紀の精神異常者の ボーカル にはファズ のような エフェクター が掛けられ、声が歪んでいる。
カセットテープレコーダー で聴いていたら、年長の方に 「録音レベルが高過ぎて ボーカル が歪んでいる、変だ」 と
言われたので、「わざと ボーカル を歪ませて」 と返答しても理解してもらえなかった。ボーカル の音質を変えた曲は
それまでにも有ったが、ここまで歌詞の聴き取り難い、過激な ボーカル は無かった。流石、プログレッシブ ロック とは
想わないが、アイデア と センス は とても良い。 Elephant Talk とは 無駄話、与太話 のこと、エイドリアン・ブリュー の
作った この曲、クリムゾン の イメージ を ブチ壊すような フザケタ 難曲。 歌いながらの、何の変哲もない ストラト の
アーム を捏ね繰り回す不安定な音色。日本製 ギターシンセサイザー を、体をくねらせ 腹話術 の 操り人形 の様な
演奏を繰り広げる 無表情奏者、ロバート・フリップ。 今では トレモロアーム付き レスポール ( コピーモデル使用。殆どの
画像、動画の ヘッド部分 だけ トリミング、または ヘッド の ロゴ が読めない、カット されてるのは どういう意味?。)
抱えた、お寺の和尚さんのよう。
ウィーン少年合唱団だ、BGM だ、うっとうしいだと散々云われていたが、良質の BGM だと思って聴けばよいバンド。
BGM としては余りにも けたたましいが、メンバーが やりたい事をやっただけ。特に ドラマー の ビル・ブラフォード が、
やりたい放題。個々の 演奏テクニック も ずば抜けていて、ライブ演奏も複雑な曲構成の スタジオ録音盤 を、
ほぼ完璧に再現。しかし、ミュージックシーン で活躍する第1級の演奏者を集めて ジャムセッション をやったとしても
出来るのは精々 「ジョニー・B.グッド」 の曲程度、という文章を読んで私は爆笑してしまったが、 ジョニー・B.グッド の
曲が大した事ないのではなく、スーパーミュージシャンを集結させても プラス に働かないどころか、マイナス に作用する
のだそうな。イエス の面面は演奏をしながらも、互いに刺激し合いながら、喧嘩しながら、川の流れに流されずに
曲を作り、別名 「錬金術師」 と云われていたそうな。 (何が?)
ハモンドオルガン、モジュラームーグ、グランドピアノを使い、クラシック、ジャズの要素を取り入れた革新的なバンド。
3人で これでもかと繰り広げられる演奏は圧巻。曲構成も複雑怪奇だが、今聴くと ハードロック。 個性的 トリオ の、
その中でも 一番地味な存在の カール・パーマー、 世界一 の ドラマーになりたいというだけで血の滲む様な練習を
繰り広げ、空手が趣味の、手加減せず御願い致しますの肋骨を三本折られ流石本場は違うな日本公演は サラシ
蒔けば大丈夫、と他の メンバーを唖然とさせる真面目 禁欲人、どんな節制生活なんだよの天然アンドロイド。
周りの評判など気にせず、自分のやりたい事をやってきた孤高のバンド。静かな曲でも独自の解釈で曲を作っていて
聴きやすいとはいえない。ひねくれたイギリス人 の作る曲は、奥が深いのか浅いのか、ねじれているのか。
スタジオミュージシャン か サポートメンバー の様。この コピーバンド の事を聞かないのは演奏が難しいからか?。
実際に演奏も出来ず、外見に拘った安直バンドの多い中、ダイナミック で ハイテクニックな演奏と、人真似をしない
独自の曲のみで売り出したバンド。ちょっと聞いただけだと ハードロックバンドの様だが、実際は複雑な曲構成と
変拍子が基本。変な曲調なのに、さらりと聴かせてしまうところは凄い。
ロキシー・ミュージック
マゾ の ボーカル、ブライアン・フェリー 率いる、捻くれバンド。格好をつける事が、どんなに無駄なのかを再確認させて くれる 超絶テクニック集団。蝶ネクタイ と 皮のジャンパー、演奏終了時の汗だく へロヘロ 加減、シンセサイザー の 操作スティック を グリグリ 動かしてるだけの ブライアン・イーノ、そこまで吹かなくても、と思わせる程の ピ〜ヒョロ 演奏、ミュージシャン には観えない パーカッション奏者、黒人コーラス が、エレクトリック 透明 バイオリン も映える、 胡散臭さ満載の 過激プログレバンド。 ミュージシャンは、劣等感 の塊 ロックミュージシャン たるもの、酒 と 女性 と 薬物 ぐらいは当たり前、ステージ上 で観客に殴り殺されて 一人前などと 云われていたそうな。薬物で きめてから作詞、作曲、演奏したほうが才能が湧き出てきて なんとか カントカ、とも 云われていたが、才能や センス が有っても無くとも薬物をやっても同じ事、何も変わらない。曲を作れる ミュージシャン でも簡単に作曲している訳でなく、もがき苦しんで必死の思いで作っているそうな。CD を制作して 売り出しても全く売れないことなど当たり前。売れたとしても、次から次へと同じような作品を発表すれば飽きられて おしまい。有能なミュージシャン ならば、固定ファン の期待を裏切るような曲を作らなければならないと聞いた事がある。 そんな湯水のように曲が出来れば苦労しないよ、とほほ、と愚痴を言っている方もいるそうな。そんな思いまでして ミュージシャン を続けていられるのは音楽が好きだから、と考えているのは ほんの一握りしかいないそうな。 今はどうだか知らないが、目立ちたい、女性に もてたい、一発当てて大儲け、ステージ上 で スポットライト を浴びたい、 ( 古い? バリライト?) 有名ミュージシャン になりたい、などと考えているのが 関の山。 元ピンクフロイド の シド・バレット は、繊細で神経質、非常に内向的な性格だったそうな。自分が作った曲は、 一般の方には絶対に受け入れられない、私的な曲だなと思いつつ、ピンクフロイド の ファーストアルバム として発表。 なんの間違いか、ヒット してしまった。それからが、シド・バレット の地獄の始まり。皆の過度の期待に戸惑い、 悩み、薬に手を出し精神異常。脱退してから何十年も経っているが、未だに治っていない。それこそ才能の無駄だし、 レコード会社や フロイドファン が精神異常に したようなもの。 ミュージシャン (今は アーティスト?) になりたければ、名刺に ミュージシャン と印刷すれば良い、という話もあるが、 才能が有る、無い、ではなく、どうすれば自分の思っている事を皆に伝えられるか、どうやれば自分の曲が 受け入れられるか、媚びるのではなく どんな曲を聴きたがっているのかを察知して考えた結果、ビートルズ の曲は 全世界で ヒット した。ビートルズ は才能ある メンバー の塊だから ヒット して当たり前とも考えられるが、それまでの ポップス音楽は、「僕の可愛い素敵な彼女。君に誓うよ、全ての君に」 などの、毒にも薬にもならない曲ばかりだった。 裏返った耳障り ボーカル、激しい リズム と ベース音、歪んだ ギターサウンド、今では スタンダードナンバー と なっている ビートルズ の曲も、下品な歌詞と過激な バンド演奏 で常識人の感情を逆撫でした為、当初の ビートルズ は 「リバプール の乞食」 と云われていたそうな。人間の音楽の才能は、そんなに変わりがなく、只 開花しただけ、タイミング が、運が良かっただけとも思うが、どうでしょう。 ビートルズの曲は最高、全てにおいて ベスト である、駄作など ひとつもないとは思っていない。全能の神でもなく、 音楽好きな人達が集っただけで、一聴 簡単そうに聴こえる難解な楽曲を作り出す発想は中々できない。スタジオ盤とは 大違いな ヘタクソ な 生演奏。イギリスのバンド は アメリカのバンド と違って、きっちりとした真面目な演奏をするのが 常なのに、捻くれているのか、皮肉っているのか、自分の弾けない リフ を わざと演奏して、己の作った曲を ぶち壊している。流石、ビートルズ。 (えっ?) ところで 日本のミュージシャン の方々、いいかげん歌詞に英語の サビ フレーズ を入れるの止めてもらえませんかね。 日本語の 歌詞 だと ビート に乗り難いから、英語のほうが キメ 易い、作りやすいから、曲 の調子と融合できるから、 安直に出来るから、ならば、無の境地、日本語の極点 、マイク 片手に 一言 も発しないほうが面白いと思いますけど、 どうでしょ。 そんな肩ひじ張って、難聴気味の体では続かないと思いますけども。ピンク・フロイド の メンバー は、「今度のアルバム ” LP ” は、どのような コンセプト で作ろうか?、良いアイデア、無いか?。 参ったな、適当に作った前作が売れたから、 金はあんだけどょ、新しい機材買うのも勿体無いよ、次は意味が有りそうで無い、っての、どぅだ?、意味が無さそで 有る、ってのも アリ かもよ、」 と居間で フィッシュ・アンド・チップス を頬張りながら 紅茶 を飲み、アルバム の内容や ジャケット デザイン を練ってたのだそうな。 つづく。