ソフトウェア〜ズ

男は、コモドール社 の アミーガ を操作していた。グラフィック や音楽製作が得意な パソコン。ともすれば、

サーバーアタック、ソフト収集箱、電話 (ピー) 装置としても使用できる便利な道具だった。ソフト を ダウンロード して

インストール。あらゆる アプリ が入手できる魔法の玉手箱。時には、邪悪な ソフト をダウンロード してしまい

ハードディスク を勝手に フォーマット されたり、アナログモデム が遠隔操作で作動、訳の判らないところに

繋げられたり、モニター の デスクトップ が熔け出す おふざけソフト が起動したりと、それはもう楽しい時間を

過ごしていたそうな。フリー ではない アプリケーションソフト を無料で使用するから天罰が下ったのじゃ。

プログラマー が額に汗をかき、何ヶ月も掛けて製作した入魂の一作を、タダ で使おうとするから その様な事になる。

しかし、その優美で甘い世界を一度味わってしまうとそこから中々抜け出せん。著作権法違反で逮捕されるまで、

その道は開け、延びているのじゃ。我が人生に悔い無し。ソフト と共に野垂れ死にじゃ。

或る時、海外の FTPサイト に入ろうとして オペレーター と英語文で交渉、「俺の質問に答えられたら入れてやるよ」

との 御返答を受け、やっとの思いで入った サイト は天国の様。山のような (ピー) が溢れんばかりに格納中。

しばらくすると、その オペレーター が 「お前と話がしたいから電話番号を教えろ」 との御連絡。素直に教えると、

2回線 引いてあるうちの1本に繋げてある電話機が、けたたましく鳴り響く。受話器を取ると そこからは、

Hello 〜、He he he 」 と、薄気味悪い声。 「お前、いい度胸してんな」 の お褒めの言葉を戴いたそうな。

などと、訳の判らない枕詞だが、無意識のうちに著作権を侵害している事がある。有料ソフトウェア を購入して

自分以外が使用したり、共有、コピー して売っても著作権侵害になるそうな。米国の 大手ソフトメーカー が

飯の食いあげになるからと、複製、二次使用、場合によっては譲渡を禁止。アメリカ式の、屁理屈も理屈のうちとして

違反者を摘発。自分が購入したものを 10円 だろうが 80円 だろうが他人に売る、または差し上げるなら

個人の自由だろうと反論。どっちが正当で どちらが屁理屈なのかは、迷走中だそうな。100人の従業員のいる会社で、

一人に一台の パソコン が有り、OS や アプリケーション を 一組購入。原則は 一台 につき 一組 なので、

それを 100台のパソコン に インストール しただけで違法。屁理屈の理屈、理屈の屁理屈ならば、100万円の

ソフト を 100人で共同購入した場合の、使用権はどうなるんでしょうかね。また、他の会社に引継ぎも譲渡もしなかった、

倒産した ソフトメーカー の アプリケーション を個人で所有していた場合、無料で他人に 差し上げても いけないので

しょうかね。 しかし、ソフト を CD-R や DVD に コピー できても、分厚い取扱説明書を コピー などしたら

コピー代 だけでも大変で、操作、使用方法が判らなければ 只の円盤。パッケージング されて正規に販売されている

ソフト の価格は、マニュアル代込みの値段、または マニュアル を買っているようなものと云えるのだそうな。

そんなもの チラシ や カタログ を マニュアル代わりにする、じゃなかった、マニュアル など観なくとも判る方なら

まだしも、マニュアル込みで買わなければ意味がないそうな。使わないで コレクション として所有しているだけでは

つまらない。弾きもしない ギター や、バイオリン、ピアノ は置物や骨董品ではない。ソフトウェア を山のように

積み上げても邪魔なだけ。次から次へと バージョンアップ。不安定で重く、余計な機能 盛り沢山 アプリケーション の

出来上がり。

つづく。

憂鬱 躁鬱 プリンター

貰い物の プリンター と スキャナー を息せき切って パソコン に接続。高くて買えなかった SCSI スキャナー を Mac で

試してみれば、作動音は うるさいが何の引っ掛かりも無く、あっという間に取り込んだ画像が画面に出現。流石は MAC、

出来が違う。Mac など外見だけの マニアックパソコン だと云われつつも、周辺機器を制御してくれる、って

そんなのは当たり前なのに、パソコン世界 では通用しない。USB仕様 の プリンター を Windows様 に接続すれば

当然のように確認してくれない。流石、Windows。USBポート は次世代の接続口で、転送スピード も速く安定していると

云われているが、それは設計上の お話で、別名 机上のクーロンポート との評判を頂いているそうな。こんなに厄介なら

ワープロ機 一体型プリンター のほうが遥かに使いやすいし、ドライバー の出来も中途半端。せっかく頂いたのだから

使わねば勿体無いと、USB接続ではなく高価な プリンターポート用 の ケーブル を購入したほうが良いのでは? とも

思ったが、これでは棚崩れ部品を安く購入しておいて、後から高価な付属品を買うようなもの。簡単に作動するのも

つまらないので、システム の見直し、ドライバー の入れ替え、起動の順番を変えているうちに正常に作動した。

こんなに不安定で癖のある周辺機器は、Mac と サンプラー を SCSI 接続 した時以来の事なので、久し振りに

良い勉強になりました。(たかが プリンター で?) たかだか プリンター、モニター 画面の 絵 が其のまま綺麗に印刷

されるのなんぞ 当たり前、RGB だろうが、Lab カラー だろうが お構いなしだろ?、の素人考えは、藍色 (Cyan)、

深紅色 (Magenta)、黄色 (Yellow)、黒 (blacK) の CMYK モード じゃなければ 印刷不可能 など、理解できない。

Illustrator でも、Photoshop、無料の 画像表示 ソフト、DEMO ソフト だろぅが、CMYK カラー 以外は機械が判別不可、

プリンター が仮眠中。CMY blacK は、名前の付け方がイイ加減なのか洒落か、プリンター の性能が、設定が、操作

テクニック が無いのか、モニター の色指定と プリントアウト の色加減の イィ加減さ。

高精度 デジタルカメラ の画像を パソコン へ取り込み、キッチリ 色補正された データ の、高性能プリンター の 印刷物

でも、なんだコリャ の仕上がり具合、プロの 印刷技術者 の経験と感覚、手作業 プリントアウト の製品 には敵わない

のだぞうな。プリンター 制御 ソフトウェア が、手作業の技術に追い着けないからと、アップル社 の 技術者 だった

ビル・アトキンソン氏 は、新しい制御方法を考えている。色彩の変換技術、塗布方式、インク の色味補正、湿度、温度の

違いなど、現在は 写真家 の アトキンソン氏、思い通りの画像に仕上らないから、面白そうだから、なのだそうですけど、

孤高の 天才エンジニア は、三色 違う。アトキンソン氏 の 肖像 を モニター へ投影させると、孤高の技術者とは

思えない。(失礼) 一代で事業を成功させた血気盛んの アメリカ人社長 が、アポロ計画 の アームストロング船長 へ

是非、会いたいと 車 を走らせ パーティー会場 へ。申し訳ないですが ミスター アームストロング は、どちらに居られる

のでしょうか?、と、小柄で地味な男性へと尋ねたら、その おじさん が アームストロング だった。 のようなものなのか。

著名な 画家 や 作家、冒険家、技術者、映画監督、伝説の レーシングドライバー は、えっ?、と想うほどの 風貌 の

方が多い。穴の開いた Tシャツ姿 の ボサボサ頭、お金 は タップリ あるのだから、プール付き大邸宅、特別注文の

超高級車、メイドさん 勢揃い、何時も夕食 大宴会、世界の飽食 いらっしゃい、おいらは、私は、俺はよ、そんなもの必要

無いよ、金 が勿体無い、別荘 なんて行くのも面倒だ、でかい 家屋 は掃除が大変だろ?、なのだそうですが、風体のみを

真似すりゃ良いものか?、どうなんだ、などと考えてるようじゃ無理ですかね。ビル・アトキンソン氏 は、色々なものや

アイデア を考えるが、高価な レンズ を使っても 色収差 を補正できないので、写真技術 の 出発点 、ピンホール カメラ

の原理を使った、複数の 穴 からの 光と像 を デジタルセンサー で受け止め、一枚 の 画像 へと集約させる技術を

提案。これぞ目から鱗の アイデア だと、低価格 ならば買わせて戴きますが、どうでしょう。

つづく。