電気ストーブ サンプラー または 過熱 バイク エンジン

音楽製作に外国製の デジタルサンプラー ( 音の標本化 録音装置 ) を使用しているが、出音、操作性は良いが

非常に熱を持ち フロントパネル で焼肉が焼けそう。大袈裟ではなく、サンプラー の上に乗せていた ミキサー の

ケース が熱で ひしゃげてしまった。これではまずいと、放熱、遮熱を兼ねて日曜大工で 足つき板 を製作。

サンプラー と ミキサー の間に挟み込み これ以上 ボロ くなるのを防ぐ。散々熱で煽られていた ミキサー を眺めつつ、

昔、夏場に乗っていた 400cc レーサーレプリカ の バイク を思い出した。冬場でも少し暖気をしただけで

ラジエターファン が回り出すほどの 高出力エンジン。夏場の渋滞に引っかかると、回り出す地獄の ラジエターファン。

まるで夏場に ストーブ を抱えているような我慢大会。勿論、全身汗だく。 嗚呼熱い。ちなみに、フェアライトCMI という

当時 1500万円もした サンプラー は、発熱量が凄く、御高い電気ストーブ と云われているそうな。


内燃機関構造の エンジン は出力を増やそうとすると、発熱量が増加するのだそうな。空冷でも水冷、油冷でも

エンジン を冷却するというのは無駄なことで、ガソリン と空気の混合気を シリンダー内で爆発させ出力を得ているのに、

エンジン自体が過熱するのは余計な エネルギー (エナジー) が放出されているので無駄。冷やさなければならない

エンジン は効率の悪い原動機なのだそうな。内部で爆発させているのだから仕方のない事かもしれないが、

冷却しないと ピストン が熔けたり、熱歪みでオイル漏れを起こす。ドライサンプ だろうが ウエットサンプ だろうが、

エンジン が過熱してしまえば火に炙られた フライパン のように、熱歪みを起こして オイル を撒き散らしたり、

エンジンブローで オシャカ になる。爆発エネルギーを全部、駆動力に変換できれば、冷却などという無駄な事を

しなくともよいが、そんな 理想の内燃機関エンジン を製作する事は、不可能に近いのだそうな。

シリンダー 内で爆発させる機関が発明された頃から、基本構造は今も変わっていない。50cc の空冷バイクを、

気温の高いところで アイドリング させても負荷を掛けなければ オーバーヒート しない。高出力エンジンだったり、

真夏の渋滞路で エアコン を駆動させると エンジン が過熱して、ラジエターファン の御世話にならなければ、

直ぐに オーバーヒート する。空冷エンジン なら いざ知らず、冷却ファン の付いていない乗用車がある。

ドライサンプ油冷ポルシェ には 冷却ファン が装着されていない。エンジン と直結した ファン は有るにはあるが、

ほんの気持ち程度のもの。冷却デバイス の オイルクーラー が有っても強制放熱しなければ、なんの意味もない。

真夏の渋滞路に ちょっと引っ掛かっただけで 油温計 が急上昇すれば エンジン が痛むし、オイル漏れも起こす。

油冷エンジン とは云うものの、走行しなければ エンジン の熱を放出できないのは、構造が 油冷 でも 空冷 では

ないのですか? 乗用車には厳しい日本の 春夏秋冬 の気候に合わせた欧州車なら いざ知らず、ドイツ仕様

油冷ポルシェ に乗っている方、オーバーヒート させて道路に オイル を撒き散らさないで下さいね。バイク で

走行中に、油揚げで滑ったなら 話のネタ になりますが、油冷オイル では洒落になりません。 極端なことを考えれば

全ての乗用車のエンジンは 空冷。 熱エネルギー を 水や油 を使って ラジエター、オイルクーラー へ移動。

ラジエターファン や 走行風の空冷 だとは言い過ぎか。バケツの水 や 液体窒素 、氷枕 , 等々、走りながら冷やせば

”空冷” じゃないのか ?。 土砂降りの雨の中を走れば、水中潜れば水冷か?。

ターボチャージャー や DOHCエンジン花盛りのバブル期、名前や馬力に踊らされ、ネコ も 杓子 も高性能車を

追い求めたが、元々は航空機や船舶の技術を転用しただけなのだそうな。スーパーチャージャー や ターボ は、

航空エンジンや戦車、特に ドイツ の ポルシェ博士 が パワー不足 を補うため重戦車にターボ を装着、その技術を

ポルシェ911 ターボ に転用したのは有名な話。国産市販車に DOHC エンジン仕様 が販売された頃には、

船舶エンジン には スーパーチャージャー、DOHC 4バルブ 、ツインターボ など、とっくの昔に稼動していて

何を今更という感じだったそうな。ドイツ KKK社製ターボ を装着した BMW 2002 TURBO は その当時、

3リッター 高性能車よりも速かった。ところがどっこい 2002 TURBO は中途半端で厄介な代物で、

整備をきちんとやっても 2万キロ も走れば タービン が壊れ、修理費 50〜60万円は当たり前だったそうな。

そんな車、乗っていられない。ちょっと前の イタリアンスポーツカー は低速で走っていると エンジン が直ぐ

過熱して炎上、「火の車」 で通っていたが (失礼)、ドイツ車も 似たもの同士 だったそうな。 なんまいだぶ〜


アメリカ には車検制度が無い。有っても大らかで自己責任さえ守れば良いそうな。日本のように いろいろな制度、

法律で雁字搦めになっている国から観ると、自分で好きなように改造したり、フォルクスワーゲンビートル に

6000cc V8 エンジン を載せて通勤に使用したりと、その ハチャメチャ ぶりには、開いた口が塞がらない。

アメリカ国内の タクシー に乗れば、反対側の ドア が外れて落ちないように針金で縛ってあったり、廃車寸前の

オンボロ車、多数走行中。日本だと車検が厳しく管理されていて、少しの違法改造で整備工場が摘発されている。

その分、法律の枠内で起きた問題、事故は個人は守られているが、アメリカで改造車に乗っていて、死傷事故を

起こしたら、只では済まないのだそうな。車を好きなように改造しても良いが、「リスクは自分で背負って下さいね、

自己責任ですよ」 が良いのか、人を轢き殺しておいて 「御免なさい」 で済むと思っている、ぬるま湯感覚の日本が

良いのかは判らないが、保険で どうにでもなると思っていると痛い目に遭う。自動車賠償責任保険 という長ったらしい

名前の 強制保険 だけだと、ぬるい湯 が突然、冷水 に早代わり、貰い事故で体が不自由でも貰える保証は雀の涙。

だから民間の 保険 に入れば良い、そんなのは常識、強制的に集めた お金 は貸付に回す、などという本末転倒

非常識 行政保険 の 微温湯 は溢れんばかり。

アメリカ は自由の国、生きるのも死ぬのも自由で、己、自分自身しか信用できないのだそうな。国からの保証も無く

(有っても高額) 個人主義が徹底していて、タバコ で肺ガン になったからと裁判。どんなに下らない事でも権利を主張

する。 (本人は真面目、または金銭目的) 日本は熟成されていない お子様文化 と云われているが、それは どっち

なのでしょうかね。

豆腐の角のような フニャフニャ ボディー

某国産 乗用車 が好きで乗り継いできたが、新車から 3年程乗っただけでも ボディー が よれてくる。鏡のような

真っ平らな路面なら (そんな道路ない) 気にならないのに、公共道路工事で 継ぎはぎだらけ の荒れた道路を走ると、

ボディー の フロア が捩れるのが判るほど ボディー剛性 がない。内装と ボディーデザイン は 国産メーカー に任せて、

車体設計、製造は ドイツメーカー に頼めないのかな、と半分冗談で知人に言ったら毎度の事、(放送禁止用語)

呼ばわりされたが、ドイツ車の ボディー剛性 は半端ではない。何となく イメージ では思っていたが、ポルシェ911 や

ベンツ に乗せて頂いた時に、余りの違いに唖然。某国産車が酷すぎるのを差し引いても、ガッチリとした剛性感が

伝わってきた。ドイツ車は ボディー に使用されている鋼板の厚みが違う、そもそも金属の材質が国産のものとは違って、

硬く加工が大変で厄介なのだから当然、とも云われているそうな。最近の アメリカ輸出用軽薄ポルシェ は

どうだか知らないが、930 ボディーポルシェ は 頑固なドイツ職人 が手を抜かずに丁寧に作り上げていた為、

30年 乗っても ボディー が よれないと云われていたそうだが、ポルシェユーザー が大事に何十年も乗り続ける

ものだから、新車が売れずに もう チョッと のところで ポルシェ社 は倒産するところだったと、実しやかに云われた。

と言うことは、(どういう事?) 国産車は何年も乗っていると、ボディー が 高野豆腐 に戻るので さっさと乗り替えろ!

とも取れる。事故を起こしたら アコーディオンカーテン が縮むように ボディー全体 が グシャグシャ になるかもしれない。

だから名前が (自主規制) なのか? 好きで乗っていたが年式が古くなったので、買い替えようかと知人に相談したら

「車は 10万キロ まで乗って当たり前、メンテナンス さえ しっかりやれば 20万キロ は乗れるかも。直ぐに替えたら

勿体無い、車が、かわいそう」 とまで言われたが、どうなんでしょう?。国産メーカー の エンジン設計士 が、

20万キロ は乗って頂きたいと テレビ で言って居られたが、そんな事 言って大丈夫なのですかね。エンジン は平気でも

その前に ボディー が逝ってしまいそう。ボディー剛性も 20万キロ保証 ですか? 私の乗り方が荒いのですかね。

火炎 ブレーキ

ポルシェ の ブレーキ性能 は 世界一 だと聞いた事がある。ブレーキ の ストッピングパワー など良くとも、走りに

関係ないと云う方もいるが、ポルシェ に乗せて頂いた時に、加速性能は勿論の事、ブレーキング した時に己の体が

前に放り出されるのではないかと思うほど、もの凄かった。ポルシェ社 は車を開発するのに、極限まで試作実験、

検証をする。特に ブレーキ性能には拘りがあるようで、試験走行中に油に火炎瓶を投げ込んだように、盛大に

燃え上がるまで行なうそうな。動力性能が制動性能よりも勝っていると怖くて走れないし、レーシングドライバー は

度胸で走っているのではない。レーシングドライバー の星野氏は、コーナー に入るときは怖いですか? と聞かれて

「そりゃ怖いよ、怖くないと思って突っ込んでいったドライバーは、皆、死んじゃってるよ」 と云って居られた。

スローインファーストアウト の原則を守らなければ、そのまま天国行き。公道を走っていても フルブレーキング

(危険回避能力) の出来ない ドライバー は恐ろしいのだそうな。回転エネルギー を ブレーキパッド で押さえ込み、

熱エネルギー に変換しているので、フェード を起こしたり、ブレーキディスク が真っ赤になる場合がある。

私はそんなに攻め込む勇気もないが、公道を攻めるのが好きな方の話だと、フルブレーキング を繰り返した後、

外灯の無い山坂道を車の ライト を消して走ると、過熱した ブレーキディスク の光が ガードレール に反射して

綺麗なのだそうな。そこまで攻めれば車も本望とは思うが、過熱フェードブレーキ のお陰で、制動が効かずに

ガードレール を突き破り、崖から ダイビング の可能性あり。車が重くなればなるほど ブレーキ に負担が掛かるし、

コーナリングスピード を上げられない。レーシングマシン は軽くなければならないが、軽く小さいのに馬力のある

天井の高い軽自動車に試乗したイギリス人が、「これはスポーツカーだ!」 と評価したそうな。コンパクト な エンジン を

目一杯引っ張り 全開走行すると、軽量な ボディー と相まって自分の手足のように操れる ドアパネル の薄い

軽自動車は、正に スポーツカー なのだそうな。天井の低い窮屈な スポーツカー 然とした重い国産乗用車は

山のようにあるが、スポーツカー のような雰囲気のある スポーティーカー なのだそうな。天井や車高の低い車は、

100キロ を超えると空気抵抗が減るので最高速には有利、燃費も良くなるそうだが、市販車世界最高速テストに参加した

畳のような ペッタンペッタン の最新型イタリアンスポーツカー が、馬力を上げているにも関わらず、蛙のような面構えの

空気抵抗値の不利な ドイツ RUF ポルシェ に勝てなかった。ちなみに、日本の公道は100km以上の スピード で

走ってはいけないので、最高速がどうした、超高速安定性がなんやら、というのは意味が無い。都内や渋滞路を

走るのなら、低速でも トルク のある 大排気量 米国車 が一番 適しているのだそうな。

つづく。