ダンボール箱 パソコンから 木箱サーバーへ の巻

ちょっと前まで、マック を使っていたが余りの性能の低さに嫌気が差し、近くの パソコン屋さんに立ち寄ったところ

アスロン 1.1GHz が安売りされており、少々の現金を持ちあわせていた私は、その時の気分で部品一式を購入。

スタートスイッチ を購入しなかったので ジャンパーピン を接触させて、ケースにも入れずに起動。

余りの CPU ファン の五月蝿さに驚愕。騒音で気分が悪くなる程なので使用していない Mac Ci の筐体に挿入しようと

したが、ギリギリ入らず、部屋に転がっていた ダンボール箱 で暖を摂る、じゃなかった、騒音防止になるのかと

挿入してみる。程々に静かになったが、見た目が悪く床に置いてあるゴミの様。インターネットで調べてみると

私好みのアイデアを発見。そのページに載っていたものは、机の引出しの中にパソコン本体を仕込むというもの。

私の使用している机は引き出しも無い安物。ならば、引出しのような構造にすればスペース効率も良く、

邪魔にならないのでは。机の真下に置ける適当な横型ケースが無く、それなら木で作ってしまえと日曜大工店へ直行。

頭の中で出来上がりを空想しつつ、材料を選びレジへ。レジの若いお兄さんに 「何を作るの?」 と突然聞かれ、

「 パソコンケースです」 とも言えず、愛想笑いをして会計を済ませ自宅へトンボ帰り。ケースを余りにも小さくして

内部温度が上昇しても困るので、程々の大きさで製作。排気ファンの音も大きいので、ダクト構造にして騒音を低減。

全体を深い青に塗装。 ブルーボックス と命名 ( え?)

何年か使用しているうちに、マウスの動きがおかしくなってきた。引っかかっているような、マシンに負担が掛かって

いそうな嫌な予感。木でケースなど作った罰か?内側にはアルミテープを貼って保護してある。クロックアップの

やり過ぎか?内部温度上昇? BIOS レスキュー、CMOS クリア、OS再インストールをしても直らず。BIOS 画面を見ると

CPU 温度 65度に急上昇、ヤバイと思った時にはもう 後の祭り、巷で有名な 焼き鳥アスロン の出来上がり。

CPUの発熱にファンが追いつかなかったのか?などと言っていられない。リスタートさせても、モニター画面 真っ黒 、

急いで CPU を買いに。

前回パソコン部品を買った店に車を走らせる。ところがどっこい店がつぶれていて無い、もう 1軒のパソコンショップも

店舗が無い。なんで?そんなに不況なの?買うと決めたら今日中に買ってやると町外れまで遠出。遠出するのは、

ガソリンが勿体無いが、北海道まで行く訳ではないと 3軒目に到着。閉店時間ギリギリのところを店員さんを捕まえ

ブツ は無いかと質問。アスロンXP って何?ネットで調べてもらい 「 多分、動くと思います 」 との、店員さんの声を

信用して購入 自宅へ。パソコンをバラし、焼き鳥アスロンからアスロンXPへ乗せ換える。スタートさせるとBIOS画面が

立ち上がったが、UNKNOWN CPU TYPE 2000 Mhz と表示。動きがおかしいが無理矢理CPUの詳細を検索。

アスロンXP2200+ は、周波数 1800 MHz との記述がある。急いでBIOSのソフトをダウンロードして BIOS アップデート。

リスタートさせるとBIOS画面に Athlon XP 1800 Mhz と表示、事無きを得る。

ブルー画面で 顔面蒼青

パソコンをつけたまま寝ていまい、翌朝パソコンモニター を見ると画面真っ青。何度かブルー画面になった事が

あるので、そんなに重大な問題だとは考えなかったが、これが地獄の始まり。ちなみに、画面に なにやら英語で

お題目が表示されているが、内容は 「ソフトかハードか知らないけれど、問題があったから止まっているよ、

文句があるなら ハード屋に言ってね、俺には責任ないからね 」 という意味だそうな。何度 リスタートさせても

BIOS 画面 まで辿り着けない。メインボードの チップセット が異常に熱い。最近のパソコンは、ノースブリッジに

負担が掛かるので過熱しやすく、普通は冷却ファンが装着されているそうな。

「このボード使用時には VIA バスマスタードライバー をインストール しないで下さい」 との注意書きを、

無視した罰か? ノースブリッジ丸焼けで CPU ではないなと安直に判断して、仕方なく メインボード を車で買いに行く。

ところが道路が渋滞していて なかなか辿り着けない。頭の中で悪態をつきながらも パソコンショップへ。店員さんを

掴まえて 安いメインボード はないかと質問。ノースブリッジ に冷却ファンの装着されている安い ボード は有るには

あるが、SDRAM PC−133 メモリー仕様の ボード は生産中止です、との御返答。仕方なく安い DDR PC-2100

メモリー も購入。これで作動しなかったら目も当てられないなと考えつつ自宅へ。CPU は壊れていないでくれ、の願いが

通じたのか、呆気なく起動。作動スピードが異常に速い、というより、これが本来の姿なのか?と考えた。前の ボード は

中途半端な製品だったようだ。連続使用させると ハードディスク が過熱してくるので、焼き鳥アスロン に付いていた

CPUファン をハードディスク に向けて、ガムテープで無理矢理 装着。ケース からの排気量が増えて ちゃんと

冷却している様。暫く快適に使用できていたのに ブラスターウイルス に感染。 嗚呼。

ウイルス感染は初めてだが、全世界で猛威を振るっている ウイルス だそうな。これも良い経験と、駆除。

ウイルス駆除、診断、警告ソフトは、わざと インストール していない。Windows 2000 は、素のままが一番軽く

作動してくれる。感染したらその時点で駆除すれば済む事だし、メールウイルスも、ばら撒かないようにチェックを

怠らなければよい。どうしても駆除できない ウイルス は、データを他に移してフォ−マット、再インストールすれば

済む事。だが、再感染しないようにするには、Windows 2000 sp3 以上に アップデート しなければならない。

「中途半端なシステム、何時まで経ってもベータ版、バグだらけ、こんな チンケ なシステムなんか システム じゃない、

只の ファイルマネージャー、ネットに繋ぐなど狂気の沙汰、パーソナルコンピューター システム の名の通り、個人的な

私的な使用のみ有効、後付け ネットワークプロトコル が最悪、素人集団の作った 行き当たりばったりの代物、

これが自動車だったら とっくの昔に リコール回収、無料でも使用したくない、システム全体が ウイルスの塊、

ウイルスそのもの、リソース の無駄使い、デスクトップが野暮ったく センスの欠片 もない」 などの悪評を浴びている

Windows 2000 だが、私は評論家でもなく システム を作れる訳でもないので、そこまで酷いとは思いません。

Linux より使いやすいし、WIN用の アプリケーション が充実しているからで、OS を使用したい訳ではなく

アプリケーション を使用したいのですから、Windows 2000 sp3 になって少々メモリー 使用量が増えても我慢。

なにせ 低価格 で使用できるのですから。

メモリー 量が増えるのは構わないが、 ガラガラ とした排気ファン の耳につく音が気になってきた。回転数に周りが

共振しているのか、安物 海外製ファン の性能なのか、耐久性が無いのか? と、新品に変えれば音が静かになるとも

限らないが、日本製の確り作られた価格の高めの製品は只 高いのではなく、長時間の使用にも耐えられるように、

静かに回るように手間を掛け、ばらつきもなく品質重視で生産されているのだそうな。ジリジリ シャリシャリ 五月蝿く

回る安物輸入ファンを眺めつつ、回転を下げれば、共振点をずらせば静かになるのか? と安直に考え、小指の先

ほどの可変抵抗器を 冷却ファン の DC12V ライン に噛ましたら、回転スピードが制御できるようにはなったが、

指先で摘んでいた抵抗器がみるみる高熱になり、プラスティック がとろけそう。木製パソコン が火事になるのも困る

ので、腐った ボリューム抵抗器 に変更してみれば発熱もなく回転制御できるが、抵抗値が 50Ω前後の微妙な値

なので、ほんのちょっとの調整でも敏感に反応してしまう。50Ω の炭素抵抗器も無いし、発熱しても困るし、過熱

させると耐久性が極端に落ちるので、ファンの音が静かになったのだからと、この程度で充分。ところがどっこい

排気ファンの排出量が減ると パソコン内部 の温度が上昇する。蒸し風呂状態の中の ハードディスク やグラフィック、

ボリューム抵抗器が高温耐久試験でも行なっているようで、何時なんどき壊れるのか。嗚呼、静音パソコン かく語りき。

木箱 サーバー 機


キーボード 配列

キーボード の アルファベット の並び方は、タイプライター から受け継がれたのだそうな。英文が素早く、正確に

打ち込めるように最適な配列に振り分けてあるのかと思ったら、さにあらず。わざと打ちにくいように配置してあるそうで、

タイプライター を素早く打てるように製造したら、タイプライター の アーム同士 が衝突して破損したり、絡み合うので

「素早く打てない 仕様」 になっている。その アルファベット配置 が 最新型パソコン にまで脈々と受け継がれ、

当然のように作られているそうな。IBM 製 の 機械式キーボード は キー が重く、ストローク が深く、カチカチ と

うるさかったが、未だに愛用者が多い。薄型最新型ノートパソコン の キーボード は、フニャフニャ と打ち心地の

頼りない、確実に キー を叩いたのかが判りづらいので、自分の思った事、考えた事が文章に投影できにくいから、

やっぱり機械式じゃなくちゃ肌に合わないのだそうな。私は、そんな繊細な感受性など持ち合わせていないので、

キーボード の キー が石で出来ていようが、コンニャク式 だろうが お構いなし。安くて壊れなければ何でも良い。

確実に叩いたか? 入力されたか? などの余計な心配をしないように、元祖カチカチ式キーボード は作り出された。

プログラマー が ソフト を製作する際に、絶対に打ち損じがないように、硬く重い キー を好んだといっても、

そのプログラマー の脳味噌は豆腐のように柔らかい。と、考えた時点で 己 は既に頭が固い、凝り固まっている。

頭の堅い (脆い) 柔軟な発想のできない、既成概念というか寄生概念というのか、ノウハウ は作業経験から生み

出されるもの。前回こうだったから、あぁだったから、この方法は絶対に間違っていない、その他のやり方は間違いだ、

絶対に失敗する、と思っただけで自分自身の脳味噌は お固い。などという、このような のらくら した文を書いている事

自体、そもそも硬い。