御老体 Mac を 2個イチに の巻

長く使用していた Mac が壊れて そのままになっていたが インターネット で ジャンクマック を発見。

6800円で直るなら コリャ安い と購入。首都圏では意外に出ものが無いが、購入先はなんと札幌。少々の不安も

顧ず買ってみました。素早い対応で送ってくれました。早速、梱包を解いてバラシにかかる。グラフィックボードが

やけにでかい。TwinTurbo128 + 8M という見たことも無い代物。調べてみると PowerPC 9500 には

勿体無いほどの性能を持った製品だった。CPU 150Mhz、ハードディスク 2G、メモリー を自前の マック に移植。

185Mhz にクロックアップして再生マック出来上がり。 と、ここまでは良かったが、マックの調子がなんだが、おかしい。

クロックアップ をしたせいか?ネットで メインボード の詳細を調べてみると、PowerPC 9500 120Mhz の

バスクロックは 40Mhz なのに 150Mhz は 50Mhz との表記がある。面倒だったので、メインボード は

入れ替えなかった。またあの しち面倒くさい作業をしなければならない。 とほほ。

木箱パソコンの冷却ファンを交換したついでに、PowerPC を引っ張り出して メインボード を入れ替えてみたが、

購入した頃に比べて ファン の音が大きいのが気になったので、バラシ がてら埃だらけの内部を掃除しようとしたが、

掃除機で ファンの羽根 やボード上にへばりついた埃を吸い込んだりすると、静電気でボード類が オシャカ になったり

冷却ファン が痛む場合があるそうな。プロ の方は吸い込むのではなく コンプレッサー と エアガン で吹き飛ばしている。

Mac は内部に溜まった静電気や帯電で壊れる事があるので、必ず アース しなければならない、との記述もあるが、

アースするのも面倒なので、使い古した刷毛と掃除機を使い、静電気で壊れないように慎重に埃を取り除いていく。

何年も使用していると ファン周り が真っ黒で、ボード のチップ類も 埃帽子 を被っている。CPU ボード、

グラフィックボード、メモリー を装着する前に掃除機の吸い取り口を なるべく近づけないように程々に掃除。

徹底的にやると吸い込む力で部品が外れたり、静電気で オシャカ になる場合もあるが、チップ周りに埃が

溜まっていると湿気を呼び込んで破損したり、作動が不安定になる。装着した グラフィックボード をよく観ると、

バススロット に完全に入っていない。こんな状態で作動していたもんだと感心していられない。9500 純正ではないので

仕方がないと、あたっている プラスチック のケース部分を 安物半田ゴテ で熔かして溝を掘り装着。

安物半田ゴテ も意外なところで活躍。すんなりと起動してくれたが、冷却ファン を掃除したのが良かったのか、今まで

ガラガラ と中途半端にうるさかった Mac の作動音が静かになった。ところがどっこい チョッ と無理をさせると

途端に不安定になる システム は相変らず。MIDI インターフェイス の ドライバー や スキャナー の不具合かも

しれないが、システム を適正化するのが面倒。 流石は Mac , 世話が焼けますね。

Be OS

PowerPC 604 120Mhz、メモリー 96MB で使用していた頃は、処理スピード、画面の描画が遅く 仕方なしに

使用していたが、新世代OS の声も高い、Be OS が雑誌の付録に付いていたので使用してみた。

Be OS をインストールして ランチャー で起動させると、非常に軽快に作動してくれるし、マルチメディア といわれる

ムービー、3D アプリ、ステレオ高音質サウンド が 完全マルチタスク でスムーズに再生できた。

この当時は日本語環境が無かったが、ムービーウィンドウ を同時に何枚も再生できたし、相当な無茶をしても

フリーズしなかった。デスクトップ周りは良く考えられていて、アイコン もセンス良く纏まっていた。これが本来の

マシン の性能で、CPU やグラフィック の性能が悪すぎるのではなく、ただ単に Mac OS の完成度が低く、

システム全体が肥大化してスムーズに作動していない様子。68kマック アプリケーションも作動させなければならず、

余計なものまで詰め込んでいった結果、鈍重 OS になってしまったのは仕方がない。いまだに現役で 68kアプリ を

使用して、仕事を こなしている方の事を考えると PowerPC アプリ しか作動しません、では通らない。

新しいものを求め、アプリ も OS も CPU もどんどん進化してその結果、出来上がったものが ヘンテコリン なもの

だったら爆笑もの。新しいソフトやハードさえ使用すれば、素晴らしいものが出来て当たり前、目の前が 十戒 のように

開けると思えば さにあらず。Mac OSX では、古いアプリ を捨て去ってしまったが、吉と出るか凶と出るかは

これからの お楽しみ。Be OS は システム は素晴らしいが、使用してみたい アプリケーション が少ない。

Digital Performer、Alchemy、Photoshop、Illustrator、Lightwave 3D などのソフトが作動すれば、直ぐにでも

Be OS に乗り換えたのに そんなこと有る訳がない。OS の バージョンアップ を繰り返し、熟成されて

アプリケーション も出てくると思ったのに、何時の間にやら Be 社 倒産。完璧を求め、皆から絶賛され

受け入れられても、シェア を拡大できるとは限らない。腐ったへタレOS が全世界を席巻して、素性の良いバグの少ない

Mac、PC AT機 でも作動する優秀な BeOS が ポシャる パソコン業界 も大変ですね。

ちなみに Be BOX という パソコン も初期の頃には販売していた Be 社 だった。それを真似たか どうだか知らないが、

Amiga OS を販売していた会社が A BOX という パソコン を販売した (しそうになった) そうな。

何ともいえない虚脱感。 嗚呼、アミーガ よ何処へ往く。

beos

BeOS クリック