今は、いろいろな資格を取るのが大流行り。国家試験から、訳の判らない胡散臭いものまで揃っていて 大盛況。

資格を取って仕事に役立てたいというより、資格取得が目的になっているようにも思うが、資格を取っても実践で

活用できるとは限らない。限った範囲内で言うと、アプリケーションソフト のプログラマー、ウェブデザイナー などは、

資格など有っても全く役に立たないそうな。逆にそれが足枷になって、自由な発想、考え方、構築ができなくなって、

チンケな ソフト や 異常に読み辛く、重い ウェブ を製作してしまう。どんな事でも、基本は大事かもしれない。

マニュアル に目を通しておくのも大切。だが、そこで終わりではない。そこからが始まり。デザイナー でも 作家 でも

作曲家でも、基本を みっちりやっている。基本を勉強すると、その人間の個性が薄れたり無くなってしまうから、

基本概念など学ばないほうが良い、という文章を読んだことがある。たかが基本を学んだだけで、個性が無くなった

なんていうのは、そんなもの個性でも才能でもないという話を聞いて、私は爆笑してしまった。強烈な個性の塊のような

作品を作り出す方々は、元々才能があったかもしれないが、貪欲に知識を吸収して日々努力しているそうな。

好きでやっているので、きついとも苦しいとも感じていない、それを努力とも感じていないそうな。資格を取るために

勉強して、それに自己満足して完結。取っ掛かりとしてしか利用していないし、自分の殻を破れない。そんな作品や

映像を観ても、面白くも何ともない。試験に受かったり、資格を取っだ時点では 一歩足を踏み出しているだけなのに、

「出来ます、やれます、任せておいて下さい」 などと言われると、言っている本人よりも聞いているほうが、

不安になるそうな。物事をよく考えずに 「根性、気合いを入れる」 などの精神論など、今時流行らないが、

御年配の方よりも 若い方に見られる時がある。勢いでやっているのかもしれないが、それで良い場合もあるが、

とんでもない事になる事のほうが多いし、本質を無視していると碌な事にしかならない。住宅ローンが払いきれずに

サラ金 に手を出して雪だるま式に借金が増え、挙句の果てに ホームレス になる方の話しをよく聞く。必死に働いて

掴んだ マイホーム を手放すのは死んでも嫌だ、という考えは判らないでもないが理解できない。その考えだと、

「ホームレスになる為に働いてきました」 に聴こえる。全く意味が違うだろうと言われそうだが、理由はどうあれ

結果が同じなら同じ事。気分や感情で考えても意味が無い。払いきれなくなった時点で、安く買い叩かれたとしても

転売して安いアパートに転居したほうが、1000倍まし。そのような事は「根性、精神論、伝統、昔ながらの非合理的で、

その時の気分や感情に左右された あやふやな ものの考え方、常識の中の非常識な意識」 では解決できないと

思いますが。

インターネット詐欺