複合アナログ エフェクター 妄想編

エフェクター を何個か製作しているうちに部品回路構成が似ているように思い、部品を兼用、または回路を融合させて

もしかして 複合エフェクター が出来るのでは?と思いつきで考えてみた。「そんなこと出来るわけがない、無駄無駄、

部品を壊すだけ、出来るものならやってみろ、アナログ回路の概念 が判っていない 」 などの御叱りを受けそうだが、

先人たちの苦労の回路設計の非常に巧みな構成は凄いと思う。計算された周波数特性、信号の変調、低ノイズな音色

等々。アナログ回路には セオリー が有って、やってはいけない事が有るそうだが、真空管回路と違って感電死することも

ないので気楽に作業出来そうだし、素人は素人なりの いい加減さで、信念もこだわりも ノウハウ もないので、

好き勝手に作業開始。されとて、いくらなんでも最低限の決まり事を守らないと、トランジスタを オシャカ にしたり

コンデンサー の極性を無視して爆発、部屋中に電解液を撒き散らしたりすれば後始末が大変だし、人体に有害。

ちなみに知人の昔話によれば、大容量の コンデンサー を充電して空き地に持って行き、放電させて爆発、

コンデンサー爆弾 にして遊んでいたそうな。その頃の電解液は、悪名高き PCB だった、憂鬱。

また、LED は点灯させるだけなら DC3V で充分だが、知人の話によると 100V 駆動出来るという。コンデンサー 爆弾や

100V駆動 LED ( 場合によっては破裂 ) をやってみたいとは思わないが、経験談としては有意義。

日本製エフェクター 群は、癖のない素直な音がするが海外の モノ は ノイズ だらけの、とんでもないものがある。

使い方によっては絶大な効果を発揮したり、個性的な クドイ 音が出て楽しいが、使い続けていくうちに飽きて

日本製の 素直なエフェクター に戻るという。国産エフェクター と 海外エフェクター をいくつか作り、直列配線にすれば

素直で癖のある (え?) 出音になるのではないか。また、回路自体を融合させたほうが良いのかは作ってみなければ

判らないが、並列接続の場合、分岐部と合流部で問題が起きやすい。

図面 直列接続図

図面 並列接続図

図面 融合接続図

不可 妄想説得図


ブレッドボード

パン切り板に似ているから ブレッドボード というそうな。部品をハンダ付けしなくとも回路が組める優れもので、

これがあれば、いろいろと試せそうだが値段が高く手が出ない。余りものの ICソケット と ユニバーサル基板 を使って

ブレッドボード が出来ないか、と考えた。基板に ICソケット を並べて裏側から、必要な個所に錫メッキ線を

ハンダ付けするだけなのでは?。だが、電子回路試作板の試作版になってしまうと、部品を装着した時に回路検証を

しているのか、試作板の不具合なのかで迷走の可能性大。などと考えながらも、パソコンの冷却ファンを ネット販売で

注文したついでに、安い ブレッドボード を2枚購入。1枚350円なのだから大したことないと期待していなかったが、

ガッチリ と作られていて非常に使いやすい。ターミナルや専用リード線は付属していないが、ブレッドボードの穴を

傷めず接触不良も起こさない配線材を使用すれば、何の問題もない。過度に発熱する部品や高周波を扱う

回路配線には適さないが、小規模エフェクター回路の場合は気楽に出来るし、アルミの板 を下に敷いて シールド すれば

雑音防止になるそうな。アルミの板 は適当な カン蓋 を代用して マイナス電源 を繋ぐ。

kai

上から 直列接続、並列接続、融合接続、妄想説得

ブレッドボード上の可変抵抗器

ブレッドボード の上に部品を乗っけて彼是と、なんだかんだと リード線 を繋ぎつつ ヘンテコな音、または聴いた事も無い

エフェクト音 が出来ないかと思ったが、安物既製品 エフェクター を電池で使用していた時、音が少しずつ変化していた。

空耳かとも思ったが、それを インターネット で尋ねれば、電池の電圧が低下した事による音の変化なのだそうな。

アナログ ならでは、デジタル では こうはいかない電圧低下の連続変化 サウンド という記述を基にして、ブレッドボード

に炭素抵抗ではなく、角型の可変抵抗器おば、配置すれば只の エフェクター に新たな サウンド がって、ディストーション

の歪み系 エフェクター なら音が太く、篭った荒い音になるが、モジュレーション系 だと作動しない可能性 大。

歪み系 には電源部の供給電圧を多め少なめと、各部の抵抗値を可変抵抗器で変化させて音が どう変わるのかを

試すのも面白いが、それを モジュレーション系 の エフェクター回路 に投影、作動して音が変われば しめたもの。

全部の炭素抵抗に可変抵抗器を持ってきたのでは、一個1円の部品代が 50倍、80倍にも跳ね上がって勿体無いが、

ブレッドボード上で抜き刺しすれば何度でも使用できるし、固定抵抗器を頻繁に取り替えるより時間も手間も掛からず、

部品も傷まない。試し回路が組めたら実際に信号を入力して回路が作動するか?、音が変化したか、を確認するのに

己で ギター を抱えながら ドライバー で可変抵抗器を回すのも大変なので、シンセサイザー の鍵盤に 豆大福餅 でも

置いて持続信号を入力させ、両手で ドライバー を持ち、音を聴きながら じっくりと微調整すれば其れほど大変でもない

かもしれない。値が決まったら、ブレッドボード から可変抵抗器を引き抜き、抵抗値を テスター で測り、それを モデル

として ユニバーサル基板上に炭素抵抗に変えて配置するだけ。と、考えたが、「そんなに上手くいったら苦労しないぜ」

の声も己から聞こえてくるが、それはそれとて作業してみなければ判らない。

つづく。

bread board bread board bread board

上から パン切り板、俎板の可変抵抗器、炭素皮膜抵抗器