ドラムマシーン と安物 デジタルエフェクター

ギター の リズム練習 をするのに、一定の リズム を刻んでくれるものはないかと調べてみれば、価格のこなれた

中古の デジタルリズムマシン を発見。メトロノーム でも良かったが、とっくの昔に お払い箱 になっていたので

お得意の デザイン の良い国産品を購入。マニュアル を拝見させて頂くと、ジョブテーブル やら インストチェンジ やら

訳の判らない専門用語の オンパレード。流石 日本のお家芸、簡単な説明でも複雑怪奇にしてしまう マニュアル作り は

世界一。マイコン時代 の考え方を引きずっているのか、何処かの パソコンメーカー の マニュアル の様。

マニュアル作りは難しいと云われているそうで、皆に判りやすく解説するのに文系の頭が、理系の頭脳が、ではなく、

その製品が どんな モノ なのかが判断できないと、トン でもない解説書を作ってしまうのだそうな。その為、専門の

マニュアル製作会社 まである。製造を担当した方が いちばん分かっている、構造を熟知しているのだから、担当者に

マニュアルを書かせるのは当然だろ、と言う方も居られるが、分かっているから出来上がった製品を 素 で観られないし、

購入して使う ユーザー の身になっての考え方ができない。その前に、迷路のような 階層ファンクションボタン など

お話にならない。なんにでも機能を盛り込む事が大好きな日本のエンジニア。挙句の果てに炊飯器で インターネット が

出来るかもしれない。国産高級車は、まるで機能盛り沢山の 走る応接室 の様。凝りに懲りまくるのも、モノ によっては

有り難がられるかもしれないが、煩雑な操作をしなければ目的の場所に辿り着けないのは苦痛。マニアック な方が

喜ぶだけの 独り善がりボタン は、海外製機器には見当たらない。よく云われる事だが、機材の インターフェイス概念 が

分かっていないほど ハチャメチャ な構成をするし、その モノ に対する サービス の意味も曖昧。

海外製サンプリングマシン など、マニュアル を見なくとも其れなりに操作が出来てしまう。サンプリング をしたければ、

ボタン をひとつ押すだけ。操作ボタン を押す回数が少ないのに機能は少なくない。機能を優先すると操作性が

悪くなるそうですが、本当にそうなのですかね? 機材は、正月の お買い得 福袋 ではないと思いますが。


MIDI は何となく判ったが、その当時 ドラムマシン しか無かったので繋ぎようがない。マニュアル は斜め読みして、

早速練習。ところがどっこい ドラムマシン は待ってくれない。(当たり前) 正確無比な リズム を刻む、冷たいマシン に

翻弄されながら リズム の練習。いかに いい加減に ギター を弾いていたかを思い知らされた。

ドラムマシン を ズンドコ させながら暫く練習していたが、チャチ な ドラム音 に飽きてきた。安物ドラムマシン は

サンプリング音 を ROM に焼き込んであるので、音色を変化させられない。お高いマシン なら音色を変えられるが、

ここで買い替えたら勿体無い。チョッ とだけ考えて、スネア と カウベル音、スネア と クラッシュ の音の組み合わせで

同時発信。スネア の音が変わり、チャチ な クラッシュ にも厚みが増して一石二鳥。マニュアル には載っていない

方法だなと、ひとり贅に入り買い替えなくて良かった、お金が浮いた、節約節約と、その代わりにと リバーブ 欲しさに

デジタルエフェクター をば購入。(独り善がり節約?) アナログエフェクター を自作する前だったので、何十種類もの

エフェクター が入っているのなら 「お買い得」 とばかりに中古の デジタルエフェクターを購入したが、これがまた

トン でもない代物で、安物買いの なんとやら。  操作が扱い難いのも、ボタン が押しがたいのも、マニュアル の

難解専門用語の羅文字列のも慣れれば良いが、キンキンッ の音が添付されるのは、パーセンテージ を増やし減らし、

眼を凝らしながら液晶画面を見つめ、設定変えても余り変化がない。 安いからこんな物かと 購入MIDI の

インターフェース と エフェクター、シンセサイザー、ドラム とを ケーブル繋ぎ。 ドラムマシン の Startボタン を

押せば開始。 シンセ の鍵盤を押えても スタート。 ドラム の同期は良いけれど、シンセサイザー音 だけを

発信させたくとも、ドラム ”も” スタート音。 なんも入ってない 無音データ を入れても、同期スタート。

これは ゼロ の概念が判ってないからである。 これが理解出来なければ MIDI は扱えない。 なんてなこと知らんがな。

要は零の、なんも入ってないですよ、発信は無しですからね、 の ゼロ/ノート を入れなければいけないだけだった。

こんなの解りまへんがな。 めんどくさ。

ということは、 と結う事の、 MIDI シンクロナイザー も買い、TASCAM の テープ・ミキサー と同期させると、

Mac の シーケンサーDigital Performer の スタートボタン を押せば テープ も スタート。 戻せば高速巻き戻し。

途中からでも シンクロ。 リモート の、 その テープ・ミキサー、不気味なほどの同期率。 こりゃ凄いと思ったのは

最初だけ。 幾つもの電源を入れ、ミキサー やら Mac やら ソフトウェア を開き、CD-ROM や フロッピー から

サンプリング を読み込ませるなんてのは面倒。 Synchronizer 買ったけど殆んど使わず御仕舞。 モッタイな。

つづく。

drums