コピーソフトの 反乱 と 氾濫

首都圏にある電気街では、片言日本語の外国人の方が、コピーソフト ( または pyec ) を闇販売していると

聞いた事がある。高価なグラフィックソフト、3Dソフト、表計算ソフト、OS などを纏めて CD-R に焼き、

( 内容合計金額 六十万円以上 ) 御丁寧に シリアルナンバーまで付けて、安価に販売されているそうな。

コピーソフトの売人が警察に摘発され逮捕となるのは当然だと思っていたが、購入者も逮捕されるとは知らなかった。

たかが 2000円〜3000円 のことで逮捕、多額の損害賠償を請求されるのでは かなわない。また、逮捕者は

見せしめの為に、経済的に とんでもない事になるのだそうな。

使いやすく高性能で魅力のある アプリケーションソフト は、高価なものが多い。コピープロテクト、ハードキー ドングル

などの強力で複雑怪奇な プロテクト機能 で武装されている アプリケーション も、プロテクト解除、パッチを充てる、

シリアルナンバージェネレーター などで クラッキング された イタチゴッコ の歴史があるのだという。

しかし、高機能で使いやすい ソフト でも、市場に広まるには コピーソフト が荷担している。高価格ソフト の試用版が

有っても、機能制限などで使い倒せない。需要と供給で、大手ソフトメーカー が (ピー) して、それが評判を呼び

使用者が増え、購買層が広がったりと、コピー 規制の厳しい ソフト に比べて使用ユーザー が多い。何億もの開発費を

注ぎ込み、全世界で数えるほどしか居ない ユーザー数では資金を回収出来ないし、倒産の憂き目に遭うかもしれない。

「ちょっと アプリ を使っただけの 一般ユーザー など相手にしていない、ヘビーユーザー仕様 なのだから、この孤高の

ソフトウェア は使わせないよ、文句ある?」 と云われているような 殿様ソフト が有っても構わないが、何百万円もする

ソフト を使った方に言わせると、別の意味で トン でもない モノ なのだそうな。高速で処理できる 高価な パソコン に

インストール するのは勿論の事、インストール する際に ハードウェア の ID番号 を認証したり

( ソフト と ハード 一体型 )、モニター 19インチ以上 32ビット、グラフィックカード指定 など敷居が高い。

そこまでは我慢できるとしても、操作が異常に判り辛く (英語表記が判る分からない以前の話)、3D製作ソフト の場合、

百科事典並みの マニュアル が 三十巻 もあったりして、それだけで お腹いっぱい。 ゲップ

つづく。