猿真似 スピーカー ( 其の四 ) アコースティック・ウェーブガイドの巻

海外製のスピーカーには、フルート、パイプオルガンの音響管の技術を使った アコースティック・ウェーブガイド という

駆動方式があるそうな。なんでも 20年の歳月をかけて完成したものだそうで、この方式を基に 自作エンクロジャー を

製作してみたい。綿密な計算など出来るわけがないので、その時の気分と 有りあわせの材料で、阿漕・合板ガイド と

する。私の自作パソコンには、スピーカー が付いていないので音楽を鳴らせない。モニター台も兼ねて、

ステレオスピーカーボックス を作り、プリアンプ を中に仕込み、スピーカーユニット を駆動させる、などと妄想してみた。

と、ここまで書いておいて毎度の事、ウェーブガイド の概念を間違えていた。阿漕スピーカー では只の バックロードホーン

方式であって、ウェーブガイド ではない。ウェーブガイド方式は、フルート などの小さい ブレス音 を増幅させている

ところから考えついたと云われているそうで、音響管の中に スピーカーユニット を配置して効率的に音作りを

するというもの。ところがどっこい、純粋な音響管にしてしまうと カンカン とした共振音や、変な クセ がつく。

バックロード方式 だと スピーカーユニット背面から出る音を使い、低音を補っているだけだが、音響管方式は

音波の動きを制御しなければならないのだそうな。流体力学、音響工学 を勉強してまで作るつもりもないので、

お得意の、あまりものには吹くが工作 としてみたい。

つづく。

awg awg

阿漕 スピーカー