憂鬱 イラストレーター

マック エミュレーター の Basilisk II で 68k Mac を走らせようとして インストール をしたまでは良かったのに、

68k イラストレーター がやたら使いにくい。PowerMac で作業していた時は、何てことなかった操作も 68k で

作業するとエラー の嵐。こんな事なら鉛筆で実際に描いたほうが早い、などと悪態をつきながらも自分の

やり方が悪いのだと言い聞かせ、無理矢理 作業開始。が、ちょいと、スケベ心を出して ネット を検索。

Xara X という イラストソフト を見つけ ダウンロード。どんなもんだと インストール してみれば、これが使いやすい。

なだらかな曲線も適当に操作するだけで、描けてしまう。この Xara X は フリーソフト ではないので 30日しか

使用できない。期間の制限を解除するのに、裏技や クラッキング などやっても無駄なので正規版を購入しましょう。

il xarax

ヘンテコレーター と 30日 Xara X

アドビ イラストレーター Ver 9

余りにも 68k イラストレーター が使いにくいので Xara X を使用していたが、どうしても イラストレーター が

使用したくなり、散々探して じゃなくて、英語版の イラストレーター正規版 を奮発して購入。高価格だが流石、

プロ御用達の ソフト は二味違う。マウス操作も滑らかに、使い心地も軽く これならば何でも出来てしまう、と

感じるほどの高機能アプリケーション。グラフィック は マック でなくちゃ、という思いを吹き飛ばしてくれるほどの性能。

使い手が良ければの話だが、私のような素人には充分すぎる。しかし、巷での Ver9 の評判は最悪。V9 ユーザー は

割豆 呼ばわりされている始末。使い込んでいくうちに、綻びが出てくるのか?

ぺジェ曲線 の扱いに慣れていないうちにも 不具合では?、という個所が ボロボロ 出てきた。新規ファイル を何枚も

開いて作業したり、重い処理をさせると マウス の動きが鈍くなってくる。大分前から、マウス の動きが渋くなり

マウスボール の清掃はしてはいたが、余りにも酷いので PS/2 安物マウス を分解してみると、マウスボール に

接触して信号を読み取る ローラー部品 が埃だらけ、糸屑だらけ。綿棒に アルコール を付け清掃すると新品同様の

動きに戻ったが、イラストレーター の作業中は やっぱり動きが重い。バージョンアップ させれば軽快に作業出来るかも

しれないが、諸事情 により このまま使用する事にする。 とも想ったが、バージョン8 英語版 が思いのほか安く

手に入り、使ってみると重々しい。 メインメモリー 256MB、AMD Athlon、VIA、グラフィックメモリー 8MB の性能は

こんなものか?。損な困難、ハードウェア を捏ね繰り回すと、フラットケーブル は逆だわ、フロッピー は壊れてるわ、

ハードディスク は熱いわ、冷却効率は悪いわ、Windows の インストール は中途半端だわと疲労困憊。Ver 8 を開けば

軽いの重くないのって。 プッ。

illust illust

ペジェ曲線 描画

イラストレーター のサンプル画像の花の絵を観ると、トン でもなく繊細で緻密な作業の繰り返しで、己の目が イカ れる

のではと思うほどの仕事ぶり。テクニック も さることながら、写真でもなく チャチ な トンチ絵 でもなく、自分の描きたい

ように作業した作品の様。こんなに自由自在に ” 絵書ける ” ようになるのに、辛い作業をしなければならないのは

非常に苦痛。なるべく楽に、効率よく、見栄え良く、ヤッツケ作業なのに作るの大変でした、目薬を片手に奮闘しました、

という考えで作業を進めたいが、イラスト はそんなに甘くない。最も単純で難儀 、困難な イラスト は、水墨画 だと

云われているそうな。和紙に、または普通の紙に 墨 一色 で描くのは並大抵ではない。やり直しも利かず、一発勝負の

筆運びの豪快で繊細な動きのある ” 絵 ” を書き記すには、なだらかな曲線、真っ直ぐに観える直線を素早く、

にじみの技法、滲ませない筆の扱いが同時に出来ていないと、不可能なのだそうな。墨は黒一色でも、天然の

グラデーション を掛けたり、墨の粘度や薄め具合によって、艶のある線になったり篭ったり青紫に輝いていたりと、

扱いきれない。その対極にあるのが デジタル描画製作機 の イラストレーター なので、操作さえ覚えれば

己の思い通りに、何度でもやり直しが利くし、コピーアンドペースト で同じ曲線を幾らでも貼り付け、回転させて

こねくり回し、訳の判らない前衛作品の出来上がり、となる。(絵っ?)

訳の分らない前衛作品は、自称 前衛先進技法はったり創作家 の方に任せておいて、デジタル イラストレーターで

作業を進めたいが、なんともはや、通常の マウス では作業しにくくて イライラ イラストレーション で フラストレーション

が、溜まってくる。安物マウス でも、おかまい無しに綺麗な線を描いてしまう プロ の方も居られるが、自分の体に

慣れさせるのも面倒なので、貰い物の タブレット を使用する。この タブレット、錠剤 でも 通行票 でもなく、魔法の

ペン のような いでたちで、「任せときな、旦那」 と言われているような面持ち。タブレット を使用するには、ドライバー を

組み込まなければならないが、流石は タブレット界 の WACOM、最新の ドライバー を ダウンロード して使って

みれば、変な クセ もなく自由自在。自在とはいっても好き勝手に タブレットペン を走らせていただけでは、ドロドロ

グチャグチャ の絵しか描けない。チマチマ した ペン操作 の結果、変に縮こまった ダンゴ絵 になるのも場合に

よっては また面白いが、長時間作業した後の 団子トンチ技法 も疲れるので、画面全体を観ながら大雑把に、適当に

細かい ミスタッチ など気にせずに、描きたい絵の外輪だけを手始めに筆入れし、どうしても気に入らない個所だけ

修正。暫く インターネット を観覧した後、再度確認して良いと思えば それで完了。長時間の作業は、自分が描きたい

ものと ずれていても中々客観的に判断できないし、根を詰めて目を血走らせながら作業しても上手くいかない場合が

多い。少し位の ミスタッチ、色の ズレ が気になって レタッチ したら、つまらない、面白くない絵に仕上がる時もあるし

何度も執拗にやり直すより、最初の筆入れが最も良い事のほうが多い。クセ のある ペジェ曲線 を捏ね繰り回し

ながら、3D CG の ポリゴン操作 に似ているように作業しながら思ったが、細かく緻密に製作しようと最初から無駄に

ポリゴン数 を増やすと時間も掛かるし、扱いきれなくなってくる。イラストレーター の パス を最小限に抑えて ペジェ を

操作して表現しきれなくなったら、そこで仕方なしに パス を増やすのが安直に作業できるようですが、どうでしょう?

または、ファイル に何も描かずに 「うむっ、仕上がった、大変だったぜ」 と将棋の対戦で己も相手も 一手も 駒 が

移動していないのに 「参りました」 という ギャグ のような 噛まし絵 にするのも、技法の 一手です。 (えっ?)

二手めは、描こうとしたら タブレットペン を引っ掛けたり、実際の紙に筆入れする際に絵の具や墨汁が垂れたものを

即興作品 とするのも、時間と画材が無駄にならずに済みます。イラストレーター に飽きたら パソコン に負担が

掛かる ペイントソフト を起動させて、マウス や タブレットペン が カクカクッ と動いたのなら、それを利用して

ぎこちな描写 とするのも、ニュアンス を表現したい時に有効です。

タブレットペン を使っていて最も モットも らしく マウス と違うのが、ペン圧 によって線の太さが変わるので マウス 書き

のようにヘンテコ になりにくく、” 其れらしく観える ” ので操作していて面白い。 己が ”上手くなったような ” 錯覚を

覚える。幾らなんでも、Gペン や 竹ペン、烏口、ガラスペン に インク や塗料を含ませて実際に描くようにはいかないが、

刺激の強い溶剤の匂いに悩まされることも、インク が乾くのを待つことも、鳥の羽根 を使って画紙の表面を綺麗にする

ことも、指先が 絵の具 で真っ赤になることもない。モニター を見続けて 目玉 が真っ赤に充血することは有っても、

作業は イラストソフト のほうが速い。しかし、紙の匂いを嗅ぎながら実際に描くほうが本当は楽しい。ペン先が

引っ掛からないように、または わざと引っ掛けて ペンタッチ の効果を試すのも面白いが、何百枚もの高価な専用紙が

無駄になる。経験としては良いかもしれないが、”もったいない” という考えがあるので、ソフト の方がって、パソコン

一式 と アプリケーションソフト を購入した方が お高いのは、苦笑い 玉に傷、タヌキの刷毛 も高価なり。

illust タブレット

Inkscape